二十四節気の花あしらい

旬の花を最初から最後の一輪まで
楽しみつくして、
気軽に季節を感じる、
そんな花のあしらいの
テクニックをご紹介。

第二話 大暑の花あしらい「ヒマワリ」

2021.07.22

life

日本では季節の変化を敏感に感じ取り、年中行事や習わしに添った植物を暮らしに取り入れてきましたが、この「二十四節気の花あしらい」では難しいルールにとらわれず、気軽に季節を感じられる花を楽しむテクニックを第一園芸で花に携わってきた谷中直子がご紹介いたします。
毎月、旬の雰囲気を楽しめる花をピックアップして、最後の一輪まで楽しみつくす、そんな花のあしらいのお話です。


2021年7月22日から二十四節気は大暑に

例年なら梅雨明けもこのころ、いよいよ本格的な夏の到来です。読んで字のごとく最も暑い頃という意味ですが、実際の暑さのピークはもう少し後になりますね。

みなさんは夏と言えば何を思い浮かべますか?青空、海、太陽、そして…ヒマワリ。
今回は夏のアイコン、ヒマワリをつかって季節を楽しむ花あしらいをしてみたい思います。

ゴッホの名画のイメージでざっくりといける

英語ではSun Flower(サンフラワー)つまり太陽の花と呼ばれ真夏を連想させる花です。
そんなヒマワリをゴッホの名画のように伸びやかにざっくり生けてみました。
ポイントはラフに仕上げること。
花の形もさまざまなものを選んでランダムに。花びらが落ちた花芯もとってもキュートですよね。

 

グリーンや小花をプラスしてカジュアルに

たっぷりのヒマワリを堪能した後は、手持ちの観葉植物などをプラスしてリメイクを楽しみましょう。
バスケットにツル性観葉植物の「ディスキディア」と「コップに入れたヒマワリ」、そして「ハルシャギク」をあしらいました。
時間がたって元気がなくなったヒマワリは短くしてあげることでまたシャキっとします。
いつもの観葉植物も花と合わせることで違う表情を楽しむことができますね。

 

最後の一輪を楽しむ

夏の暑さやクーラーの風でヒマワリがいよいよ疲れてきたら、最後の一輪を楽しみましょう。
花びらが落ちてしまった花芯や、庭先でつんだ草もヒマワリを素敵に引き立ててくれます。
植物の種類ごとにサイズやフォルムの違う花器に生けると、簡単にセンスよく仕上げることができます。

 

枯れた姿も楽しむ

実はドライフラワーとしても楽しむことができるヒマワリ。
ドライフラワーにする場合はもったいないのですが、まだある程度きれいなうちにドライにする作業をしなければなりません。
直射日光のあたらない風通しの良い場所にさかさまに下げておけば、一週間ほどで色鮮やかなドライフラワーが出来上がります。
たっぷりのヒマワリが手に入ったら、半分はフレッシュでアレンジを楽しんで、残りはドライにして変化を楽しむのも花あしらいの醍醐味です。

スワッグにして壁にかけても素敵。
アンティークのリボンでデコレーションしました。

外出もままならないコロナ禍の今。
ぜひ、花を生活に取り入れて季節を感じ、最後までお得に楽しんでみてくださいね。

「ヒマワリ」の基本情報

□出回り時期:ほぼ一年中(最盛期は6月~9月)
□香り:なし
□学名:Helianthus annuus
□分類:キク科ヒマワリ属
□和名:向日葵(ヒマワリ/ヒュウガアオイ)、日輪草、など
□英名:Sunflower
□原産地:北アメリカ

谷中直子

第一園芸入社前から学生バイトで働く生粋の第一園芸人。
百貨店系ショップでいわゆる花屋さんを数年経験後、ホテル店に移動しブライダル関係を十数年経験。店長職を経て本社勤務に。
現在は広報担当としてリリースなどの社外発信を担当。
訪れた場所ごとに足元にはえる草を見て、その違いを楽しむマニアック気質の持ち主。