お手入れ手帳

水やりや置き場所、植物との付き合い方に迷った時はこちらをチェック。
暮らしを豊かにする、花のお手入れ方法をご紹介。

オリーブ

2018.12.10

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☐ 科名:モクセイ科オリーブ属
☐ 原産地:地中海沿岸、オーストラリア
☐ 和名:洋橄欖(ヨウカンラン)
☐ 英名:Olive

古くから食用オイルが取れる木として知られ、ヨーロッパでは重要な商品作物とされています。鉢物や庭木としても人気があり、独特の樹形やシルバーグリーンの葉色は非常に魅力的。オリーブオイルやピクルスなどに利用される実ですが、オリーブは自家受粉できる種は少なく、ほとんどは結実するために異品種を同時に植える必要があります。

分類/形態果樹、庭木、花木/常緑中高木
耐寒性普通
耐暑性強い
開花時期5~6月

〈置き場所〉
たっぷりの日が当たる場所で育てます

地中海生まれのオリーブは、日当たりと温暖な気候を好みます。風通しがよく日当たりの良い屋外で育てましょう。冬に-10℃を下回る寒冷地では、冬の間は軒下や玄関に移動します。

〈水やり〉
土が乾いてから与えましょう

土の表面が乾いたら、鉢底から流れ出るくらいたっぷりと水を与えます。乾燥に強い植物ですが、極度の乾燥により葉が落ちる場合があります。夏は土の状態に注意しましょう。

〈肥料〉
適切な時期に化成肥料を与えます

3月、2月~4月、6月中旬~下旬、10月と、年4回ほど、粒状の化成肥料を与えましょう(「置き肥」と言います)。
その際は植物に肥料が直接触れないように、鉢の縁の方へ置いてください。水を与える度に徐々に効いていきますので、なくなってから追加しましょう。

〈その他のお手入れ〉
理想的な樹形を保つための剪定

植物の茎や葉を短く切り詰める作業を剪定といいます。
芽吹く力の強いオリーブは、そのままにしていると木の風通しが悪く成長の妨げとなります。冬に剪定を行う事で株がリフレッシュしてさらに樹形が整えやすくなります。

まず他の枝の成長を妨げる枝を剪定し、次に、作りたい樹形をイメージして全体を整えましょう。株の向こう側の景色がうっすら見えるくらいが、剪定の目安になります。但し、去年伸びた新しい枝に実を付ける植物ですので、収穫を楽しみたい方は剪定しすぎないように注意が必要です。