お手入れ手帳

暮らしを豊かにする
花のお手入れ方法をお伝えします

デンマークカクタス

2019.12.19

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☐科名:サボテン科スクルンベルゲラ属(シュルンベルゲラ) 
☐原産地:ブラジル オルガン山脈などの高山
☐英名:Christmas"Cactus
☐別名:蝦蛄葉仙人掌(シャコバサボテン)、クリスマスカクタス

原産地はブラジルの高山などで、樹上や岩の上などに自生するサボテンの仲間です。

日本では特徴的な葉の形を蝦蛄(シャコ)に例えて「シャコバサボテン」と呼ばれますが、クリスマス時期に咲くことから「クリスマスカクタス」とも、園芸品種は特にデンマークで改良された品種群から「デンマークカクタス」とも呼ばれます。

茎節が長く伸びると下に垂れるので、ハンギングバスケットに植えると見栄えがします。

 

分類/形態多肉植物,草花/多年草
耐寒性やや弱い
耐暑性普通
開花時期11月~3月

〈置き場所〉
場所を決めたら開花まではなるべく動かさない

冬は、室内の窓辺など日当りの良い場所に置きます。耐寒性は多少ありますが、園芸品種は温室で育てられたものがほとんどで、真冬の寒さには耐えられません。最低気温は5℃を目安に維持しましょう。冬の夜間の窓辺は温度が下がるので、夜は厚手のカーテンを引いて窓から少し離しておきましょう。

暖房の効きすぎも植物には良くありません。日中は20℃くらいの場所が適しています。
2cmに満たない小さな蕾は、置き場所や環境の変化があると開花せずに蕾が落ちる場合があります。開花するまでは一定の場所で管理することをお勧めします。

春、暖かくなってきたら、戸外の日当たりと風通しの良い場所に移動します。6~9月の高温や直射日光は、葉が焼けて変色したり株が弱る原因になります。熱風などが直接当たらない、涼しい日陰で9月いっぱいまで管理しましょう。

〈短日処理〉
日照時間が短くならないと花芽をつけない

デンマークカクタスは短日植物で、日が短くなる(夜が長くなる)と花芽をつける性質があります。9月頃からは、夜間に必ず暗くなる場所に置きましょう。10月頃、涼しくなってきたら室内に取り込み、窓辺など日当りの良い場所で管理します。

〈水やり〉
秋~冬は乾燥気味に育てます

秋~冬は、土の表面が乾いてから、更に1~2日ほど経過してから水を与えます。水やりの際は、鉢底から出るくらいたっぷりと与え、鉢底から出た水が鉢皿などに溜まったままにはならないように注意しましょう。
蕾が小さい時は、霧吹きで植物の全体に霧をかけ、湿度を上げると蕾が落ちにくく効果的です。
春~夏の生育期には、土の表面が乾いたらすぐに水を与えます。

〈肥料〉
花が終わってから与えます

花が咲いている間は、肥料は必要ありません。
3~6月頃、花後に、土の上に粒状の化成肥料を与えます。その際、植物に肥料が直接触れないように、鉢の縁の方へ置きましょう。水を与える度に、徐々に効きます(”置き肥”と言います)。更に、月に2回程水やりの際に液肥も与えましょう。

〈花がら摘み〉
咲き終わった花は摘みとりましょう

次々と咲いていくので、終わった花がらはこまめに摘みとりましょう。デンマークカクタスは葉や花の根元が節になっているので、手で簡単に折って摘むことができます。花の根元と葉をそれぞれ手で押さえ、花のほうをくるっと捻ると簡単に摘みとれます。

〈植え替えと剪定〉

1~2年に一度、4~5月上旬に、一回り大きな鉢に植え替えます。
固く詰まっている根は、1/3程度ほぐしてから植え替えましょう。水はけと通気性の良い土が適していますが、市販の「シャコバサボテン用の土」がお勧めです。植え込みの際、リン酸成分が多く含まれる化成肥料を土に混ぜ込むと効果的です(”元肥”といいます)

植え替えから1か月ほど後、しっかりと根が張り始めてから、粒状の化成肥料を「置き肥」として与えます。

植え替えの際、伸びてバランスの悪くなった株の形を整えます。前年に伸びた部分を1~2節だけ株に残し、先端を摘みとります。摘みとった場所から新しく節が伸び、新たな蕾をつけます。
小さな鉢に土を入れ、摘み取った葉の部分を挿すだけで簡単に増やすことが出来ます。10本くらいを、丸く円を描くように挿していくと、綺麗な放射状に育ちます。