花の旅人

物語のある、
花の名所を楽しむ旅

vol.7 〈 春のバラ編 〉 第二話:水彩画で描かれたようなバラのある風景を楽しむ 「横浜イングリッシュガーデン」

2019.12.18

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横浜駅から送迎バスで約15分。みなとみらいのビル群が見え隠れする住宅展示場の一角に「横浜イングリッシュガーデン」があります。
中に一歩入った途端、ここが都会の真ん中であることを忘れてしまう、夢のような空間です。Vol.5〈秋のバラ編〉では、このガーデンのスーパーバイザーである河合伸志さんのインタビューをご紹介しましたが、今回は春ならではのガーデンのシーンを写し取ってきました。バラの品種をひとつづ追って行く楽しみ方もありますが、春の「横浜イングリッシュガーデン」ではバラがある風景を、絵画を見るように楽しむのがおすすめ。では、ガーデンの中へ入っていきましょう。

■ローズトンネル

入口を入るとローズトンネルがお出迎え。柔らかい色合いのツルバラを何種類も組み合わせた、ドラマティックな演出です。
こちらのローズトンネルの見頃は5月中旬から下旬頃。春にしか見る事のできない光景です。

「アルベルティーヌ」
1921年発表│フランス・Barbier Fr?res & Compagnie作出│中香(ティー香)│一季咲き

■ローズ&グラスガーデン

ガーデンを入って左側、最初に出会うのが「ローズ&グラスガーデン」です。
アプリコットやブロンズ、ブラウンのバラを主役に、オーナメンタルグラス(鑑賞用イネ科の植物)やブルーリーフ(青味がかった葉の総称)を合わせたアンティークな印象のガーデンです。
ここに植栽されているバラの多くはスパイス系やティー系と呼ばれる香りがします。バラごとに異なる香りを楽しめる場所です。

「禅」
2005年発表│河合伸志 作出│中香(ティー香)│四季咲き

■ローズ&ハーブガーデン

淡いピンクやモーブカラーのバラを主役に、パステルカラーのハーブやライムカラーの植物を合わせた、可愛らしいガーデンです。

「アイズ フォー ユー」
2004年発表│イギリス・Peter J. James作出│強香(ティー香/スパイス香)│四季咲き
開花時期の気温により淡紫~薄紅と花色が変化するバラ。花の中心には赤紫のブロッチ(花の中央部分が濃い色のこと。アイ(目)とも呼ばれます。)が入ります。
※写真は秋に開花した花です。

「たそがれ」
1970年発表│小林森治作出│中香│四季咲き
いくつもの青いバラを作出した、アマチュアのバラ育種家である小林森治氏が純粋な交配のみで生み出した青バラの名花のひとつ。

■ローズ&シュラブガーデン

黄、オレンジ、赤など7色のバラを主役に、シュラブ(低木)と大型の宿根草を組み合わせたスケール感のあるガーデンです。
小道が張り巡らされたローズ&シュラブガーデンの中は多種多様な植物が組み合わされていて、歩くたび、見る位置ごとに雰囲気が変わるのがユニーク。

■ローズ&ペレニアルガーデン

白いバラを中心に、白の多年草(ペレニアル)、白い斑入りの植物を組み合わせた、ホワイトガーデンです。ただ真っ白なだけではなく、花ごとにニュアンスが異なるさまざまな白が見ごたえのある空間を作り出しています。

■ローズ&クレマチスガーデン

紫のバラを主役にクレマチスやブロンズ色の植物を組み合わせた、大人っぽいガーデンです。
とても香り高い、ダマスク系の香りを放つバラが多く植栽されています。

「ガラシャ」
1996年発表│日本・河合伸志作出│微香│四季咲き
同じタイミングで開花する、壁面につるバラ「ガラシャ」とつる性のクレマチスを組み合わせた、可憐でドラマティックな演出。

■ときめきガーデン

赤いバラを集めた、期間限定のガーデンです。
隣接する結婚式場に添うようにあることから、ときめく縁結びのガーデンとなれば……と名付けられました。

深く濃い色合いになる秋の赤バラに対して、春の赤バラは内側から輝くようです。

横浜イングリッシュガーデン

〒220-0024 横浜市西区西平沼町6-1 tvk ecom park内

http://www.y-eg.jp/
営業時間 10:00~18:00 (最終入園 17:30)
※冬季は日没迄(最終入園は終了時間の30分前)
定休日 年末年始
最寄駅 相鉄線平沼橋駅 徒歩10分
※横浜駅西口りそな銀行前から無料送迎バス有(水曜日は運休) (GWと5月は水曜日も運行)

営業時間、入館料などの詳細につきましては横浜イングリッシュガーデンのWEBサイトをご覧ください。