
季節の移ろいを感じ、
花を楽しみながら
日々こころ豊かに暮らす星からの
メッセージをお届けします。
逆行していた火星、木星、天王星が順行に戻ります。
占星術における逆行とは、地球から見て惑星が後ろ向きに動いているように見える現象です。この逆行は一定期間を過ぎると終わり、再び順行に戻ります。順行に戻ると、逆行中に停滞していた状況が動き出し、新しい流れが始まる兆しと考えられています。
逆行がはじまった昨年の9月ごろから、既存の価値観や常識に疑問を抱いたり、やる気が起きなかったり、はたまた物事が滞ったりしていた人は、順行に伴って徐々に解消されていくでしょう。世の中の流れでは、価値観を大きく変えるような「改革」が「対立」を伴いながら勢いを増す、強めのデトックス的な気配が濃厚です。
今月後半になると太陽、水星、土星、海王星が魚座で一堂に会します。魚座を時間に例えるなら24時。12星座の大トリならではの達観した雰囲気や、水の性質を持つ星座らしく、何もかもが水のごとく形を成さない「ボーダレス」な特徴もある位置です。ここにテーマが異なる4つの星が集まるので、常識や順序といった理性ではなく、人の心の奥底にある感情を刺激しそうな時期になりそうです。
ということで、星の動きがアグレッシブな今月は、気持ちがザワつくようなことがあるかもしれません。そんな時にはぜひ、夜空を見上げてみてください。
2月はりゅうこつ座(竜骨座)の1等星「カノープス」が見つけやすいときです。カノープスは(日本では)地平線すれすれに姿を現すので見つけにくいのですが、それゆえ、見つけることができたら幸運が訪れるといわれている吉星なのです。
現実と非現実の間にある、星の世界に触れてみるよい機会になるかもしれません。
最も寒さが厳しい2月が、みなさまにとって心温まる月になりますように。

ほしはなこ
ボタニカルアストロジスト。
天体と植物の関係を西洋占星術の理論を基に研究。占星術的解釈で植物からのメッセージを伝える。ニールズヤード レメディーズ認定ハーバルアストロロジーアドバイザー。