2025 10.1 10.31 10月は「調整」と「選び直し」がテーマになる月です。 火星と水星が蠍座に位置することで、物事を深く掘り下げる流れが強まる一方、人との関わりでは言葉や態度のすれ違いが生じやすくなります。議論や交渉の場では、感情をそのままぶつけるのではなく、互いの立場を尊重する冷静さが大切になるでしょう。 夜空では、6日に「中秋の名月」を迎えます。風習としての十五夜は6日ですが、実際の満月は翌7日。このズレが示すように、今月は「伝統と現実」「理想と実際」の間で調整を求められることが多くなりそうです。牡羊座での満月は、ここ半年〜1年の取り組みに区切りを与え、自分の本心を改めて確かめる機会をもたらします。 14日には金星が天秤座へ入り、人との関わりにやわらぎが戻ります。心地よい会話や美しいものとの出会いが、日常を調える助けとなるでしょう。 21日の天秤座新月は、パートナーシップや人間関係に新しい始まりを告げます。これまでの関係を整理して、より健やかなバランスを築くきっかけになりそうです。 22日には海王星が魚座に戻り、夢や理想に関するテーマが再び浮かび上がります。現実と幻想の境界が揺らぐ場面もあるかもしれません。すぐに形にしようとせず、「未完成のまま抱えておくこと」に意味がある時期です。 また、宵の明星として親しまれてきた金星は、10月に入ると次第に高度を下げ、低空で輝くようになります。地平線近くにかすかに光るその姿は、今月のテーマを象徴しているかのよう。大きな理想を追いかけるよりも、日々の暮らしの近いところにある小さな光を大切にしたいときです。 29日には水星が射手座へ移動し、閉じていた視野が少しずつ開かれていきます。新しい学びや未来への展望が見え始め、来月以降の動きにつながっていくでしょう。 ☆今月の開運アクション •満ちゆく月と欠けゆく月を意識して、物事の区切りや始まりを整える •美しいもの、整った空間に触れて心をリセットする •西の低空に輝く金星を探し、「足もとにある小さな喜び」を見つける