旬花百科

日本一の花市場、大田市場に集まる旬の花や最新品種をご紹介。
知っていると花選びが楽しくなるお話。

第二十四話 「ジャパンフラワーセレクション」

2023.05.08

study

ジャパンフラワーセレクションとは「いい花の新基準。」を合言葉に2006年春から始まった日本発の新品種コンテストです。
切花、鉢物、ガーデニングの3部門があり、未発表~販売5年以内の品種の中から、日本人の感性に訴える優れた品種を花のプロフェッショナルがコンテスト形式で選抜。生活者へ自信をもって推奨できる新品種を公正な立場で審査し、花き業界として推奨できる品種を選定しています。
毎年、年末には各部門でその年の最も優れた品種に与えられる「日本フラワー・オブ・ザ・イヤー」を決定し、今年最高の花が各部門から選ばれます。
今回はジャパンフラワーセレクション2023春審査会として、大田花きに集まった切花の中から、まだ花屋の店先には並んでいない花も含めて、花毎が気になったこれからが楽しみな新しい花をご紹介します。

トルコギキョウ「エマライトブルー」

華やかな八重咲きのトルコギキョウとは対照的な一重咲きのトルコギキョウです。
和とも洋とも取れる、ナチュラルで優し気な雰囲気が魅力。


トルコギキョウ「エグゼアンティークピンク」

アンティークカラーのピンク色が、強いフリルの花弁と相まって、とても複雑な表情をみせる花です。


ポンポンマム「スーパーボウル」

小ぶりな花が多いポンポン咲きのマム(菊)ですが、こちらはまるで野球のボールのような、大ぶりサイズ。新しい使い方が期待できそうなキュートなマムです。


カーネーション「ユカリドレスチェリー」

淡いピンクの花弁にピンクのストライプ模様が入った、見ごたえ抜群の大輪カーネーションです。


スプレーバラ「プリマネーヴェ」

切花では珍しい、クォーターロゼット咲きのバラです。一枝に複数の花をつけるスプレータイプ。

取材協力:株式会社 大田花き、ジャパンフラワーセレクション実行協議会