週末の一輪

週末、自分のために花を飾りましょう。
花を手軽に楽しむコツを第一園芸のフローリストがご紹介します。

vol.43 サンダーソニア ── 夏を灯す、小さなランタン

2026.07.02

life

週末に、ちいさな楽しみを。
「週末の一輪」は、日々の暮らしにそっとなじみながら、さりげない存在感を放つ季節の一輪を選び、異なる飾り方で少しずつ表情を変えながら、最後まで楽しみつくすための提案です。
月替わりで登場する第一園芸のデザイナーやフローリストが、生け方の工夫や花との向き合い方をご紹介。
毎週木曜の夕方、週末の始まりに、暮らしにそっと花を添えるひとときをお届けします。


軽やかなオレンジ色を暮らしに

沖縄ではひと足早く梅雨明けを迎え、日本列島も少しずつ本格的な夏へ向かいます。

眩しい陽射しの中にも、朝夕にはまだ爽やかな風が感じられる頃。涼やかな花を飾る時間が、暮らしに心地よさを運んでくれます。

今回は、小さなランタンのような花姿が愛らしい《サンダーソニア》を主役にした「週末の一輪」をご紹介します。

■ 主役の花材《サンダーソニア》
サンダーソニアは、ベルのような花を細い茎に連ねて咲かせる南アフリカ原産の球根植物です。
鮮やかなオレンジ色でありながら、どこか上品な佇まいが魅力。一本でも空間にやさしい彩りを添え、夏らしい明るさを演出してくれます。

「サンダーソニア」の基本情報
□ 出回り時期:通年(最盛期:初夏〜夏)
□ 香り:なし
□ 学名:Sandersonia aurantiaca
□ 分類:イヌサフラン科 サンダーソニア属
□ 英名:Christmas Bells、Chinese Lantern Lily
□ 原産地:南アフリカ
□ 花ことば:望郷、祈り、愛嬌、福音

■ 組み合わせる花材《姫リョウブ》
繊細な枝ぶりが魅力の姫リョウブを合わせました。
初夏に咲く小さな白い花はそろそろ終盤ですが、この時季は爽やかな緑が美しく、サンダーソニアの明るい花色をやさしく引き立ててくれます。

■ 花器について
高さ約60cm・40cm・30cmの細長いガラス花器を使用しました。
少ない本数でも様になり、枝物やラインの美しい花をすっきりと見せてくれます。
高さ違いで揃えておくと、飾る場所や花材に合わせて使い分けができ、花の楽しみ方が広がります。

■ 生け方のコツ
サンダーソニアと姫リョウブを、それぞれ1〜2本ずつ生けます。
花を混ぜるのではなく、一種類ずつ飾ることでそれぞれの美しさがより際立ち、配置で雰囲気が変化する楽しみも。
サンダーソニアは花の向きが見える角度を意識し、姫リョウブは枝の自然な流れを生かすと、軽やかな印象に仕上がります。


暮らしに寄り添うサイズで

同じ花材でも、本数を少しまとめてコンパクトに飾ると、ぐっと身近な雰囲気になります。
窓辺や棚の上、ダイニングテーブルなど、暮らしのさまざまな場所で夏の彩りを楽しんでみてください。

■ 花器について
アシンメトリーなフォルムがやわらかな表情を生むガラス花器です。
透明感のあるガラスが花のみずみずしさを引き立て、一つでも美しくまとまります。
同じシリーズを二つ、三つと並べると、高低差や奥行きが生まれ、季節の花をより自由に飾ることができます。

7月の担当:上野 紗弥子(第一園芸 フローリスト)
夏の始まりを感じるこの季節におすすめしたいのが、サンダーソニアです。
軽やかに揺れる花姿と、明るくやさしいオレンジ色は、暑い季節の暮らしに爽やかな彩りを添えてくれます。
お気に入りのガラス花器に飾って、夏ならではの涼やかな花あしらいを楽しんでみてください。


第一園芸 日本橋店

東京都中央区日本橋3-3-11 第一中央ビル 1階
電話番号 03-6696-8730
営業時間 11:00~19:00
アクセス 日本橋駅 約300m(徒歩約4分)/八重洲地下街出口 約40m(徒歩約1分)

第一園芸 全店舗情報
https://www.daiichi-engei.jp/shoplist/
第一園芸 オンラインショップ
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Text・Photo 第一園芸 花毎 クリエイティブディレクター 石川恵子