旬花百科

日本一の花市場、大田市場に集まる
旬の花や最新品種をご紹介。
知っていると花選びが楽しくなる、
そんなお話です。

立春、旬の花「スイートピー」

□学名:Lathyrus odoratus □科名 / 属名:マメ科 / レンリソウ属
□和名:麝香連理草(ジャコウレンリソウ)、カオリエンドウ(香豌豆)など
□花言葉:門出 / 思い出 / 別離 □原産地:イタリア・シチリア島

ほのかな甘い香りとマメ科の植物であることからスイートピーの名前がつきました。
蝶のように見える花の姿と、最盛期が卒業式シーズンと重なることから「門出」など旅立ちを感じる花言葉が付いたとされています。

1月21日はスイートピーの日

スイートピーの旬の時期であるとともに、3種類の花びらが左右対象に1・2・1と並んで一つの花となっていることから1月21日となり、一般社団法人日本記念日協会に記念日登録されています。
ちなみに、この日の名曲「赤いスイートピー」が1982年にリリースされた日。赤い花色には「クリムゾン」や「カルメン」など様々な品種が存在します。

カラーバリエーションが魅力

スイートピーの花色の中で白、ピンク、赤、紫、などは品種のバリエーションが豊富です。特にピンク系と紫系に色調は微妙な色合いが多数あります。複色(ふくしょく)と呼ばれる、ひとつの花に2色以上の色合いが存在する花も。
色の捉え方は人それぞれですが、ブルーやオレンジ、ブラウンなどの花色も存在するといわれていて、イギリスのスイートピー協会には品種分類(色)として16色が登録されています。

カラーリング スイートピー

主に白色のスイートピーを使い、生産地で染料を吸わせてカラーリングしたスイートピーもあります。
ビビットな黄色、オレンジ、ブルー、グリーン、シックなブラウン、妖艶なブルーブラックなど様々な色があり、絵具のように色合いが豊富です。

最新品種「みやびのかなで」

世界一のスイートピー生産量を誇る、宮城県生まれの最新品種です。赤味をおびた深紫の珍しい花色と花持ちの良さが特徴。風流な名前も素敵ですね。

神奈川県生まれ「スプラッシュシリーズ」

絵具を吹きかけたような模様が特徴のスプラッシュシリーズは神奈川県オリジナルのスイートピー。
「スプラッシュブルー」「スプラッシュパープル」「スプラッシュピーチ」「スプラッシュショコラ」「スプラッシュラベンダー」などカラーバリエーションも豊富。

複色タイプ「式部(しきぶ)シリーズ」

複色タイプのスイートピーで最近人気の品種が、宮崎県生まれの「式部シリーズ」です。
濃い赤紫と青紫の「式部」、濃い赤とピンクの「紅式部」、明るいピンクと淡いピンクの「恋式部」の三品種が「式部三姉妹」と呼ばれています。
寒さが厳しい時期から春の雰囲気を運んでくれるスイートピー。
やさしげな色合いと柔らかな甘い香りは、リラックス効果も期待できそうです。そのためか、ヨーロッパではベッドルームなどにルームフレグランスとして置かれるとか。
1月から3月の終わりごろまでスイートピーが旬の時期。食べ物にも旬があるように、旬の花を飾って、その季節ならではの雰囲気を楽しみませんか?

取材協力:株式会社 大田花き、日本スイートピーの会、宮崎県総合農業試験場